残すところあと4日。


私は朝が弱くて起きれなくなるので、出来るだけ夜中テレビ漬けにならないよう気をつけてはいるのですが。やはりムツカシイです、一度つけたら消せなくなる真夜中のテレビ。
こういう世界的な大会の中では個人競技を観るのが好きです。なぜか野球やサッカーなどはあまり興味ない(見出したらすぐにハマってしまうと思うのですが)。陸上とか体操とか、その美しさや筋肉のしなやかさに惚れ惚れしてしまう。人ってこんなふうに筋肉を使える動物なんだなぁって、しみじみと。最終的には敵は相手ではなく自分自身であるから、それに立ち向かって乗り越えた時の表情や姿は何にも代えがたいほど美しい。それだけで心を震わされる。

日本選手のメダルの数が過去最高になったそうで。今年はテロを恐れての選手の棄権などの影響もあるかもしれないけど、世界を相手に対等に渡り合えるようになったのはとても誇らしいことです。
その影で『金確実!』などと言われ多大な重圧を背負い、あえなく敗れてしまう選手を見るのは痛々しい。今まで自分のために頑張ってきたのだろうから・・・「日本のみなさんのために」ではなく「自分のために」闘ってほしい。選手本人がメダルの色を気にするのは当然でも、それを見て感動を分け与えてもらっている私達が「金じゃなくてガッカリ」的な見方をするのにはうんざりです。敗れた直後の選手にあっけらかんと「次は4年後ですね〜頑張ってください!」などと言える神経がわからん。そんなこと言ってる人ほど、感傷に浸っているだけで愛国心のかけらもないハズ。
そんな私も愛国心は多分微塵ほどしか持ってない(だろう)から、むしろオリンピックでは人間(いろんな人種をひっくるめた)の肉体の可能性の素晴らしさや、ひたむきに頑張る人たちの姿に心を打たれるのでしょう。