シンクロ−フリールーティン


日本のテーマは「武士道」。シンクロには詳しくないのでどういう言葉で賞賛すればいいかわからないけれど、一言では言えないくらい過酷であろう練習を積み重ねてきた成果を出し切っての演技にはやはり感動。これを観てシンクロを始める子供たちがいるんだろうな・・と思うと、人に夢を与えられるって本当に素晴らしい。ただ、どのスポーツもそうですが、特にシンクロは人並みはずれた練習量を必要とするスポーツだけに・・・続けるのにはかなりの体力と忍耐力が必要なんだろうなぁ。
金をとったロシアはやはりずば抜けていた。デュエット−団体を通して全く乱れのない安心してみていられる演技。とにかく動きが速いし、なのに乱れない。リフトも高く美しい。あと団体の場合、形(並び方)が常に変化し続けているのにはため息すら出てしまう。これぞまさに“女王”の風格。個人的にはスペインのダリをテーマにした演技も独創的で良かった。思ったより点数が低くて残念でしたけど。
それにしてもオリンピックなのに本番で音楽止まっちゃうってのはどうなんでしょ。あんなのアリですか?五輪ですよ?信じられない。この日の、この時間に焦点を合わせて励んできているのにこんなことでいいのでしょうか。それでも動揺を見せず最後まで力を出し切ったロシアの選手達に拍手です。やはりそれだけの確固たる自信を持てる練習をしてきているんだなぁ・・・。とにかくあのアクシデントでロシアの演技が崩れてしまうようなサムい事にならなくて良かった。それで日本が金をとっても後味悪いだろうし。