みなさん、さようなら。 


久しぶりにレンタル屋さんで映画を借りた。久しぶりにお店に行ったら、観たいと思いながら見逃してたのがたくさんレンタル化されてる!この映画もそう。去年のアカデミー賞で最優秀外国映画賞を受賞した作品。これは・・・コメディになるのかな?
父・レミが末期ガンであると知った息子と母は、その最期を彼らしく楽しい時間にするためにいろんな事をする。この頑固者の父は女癖が悪く、思想はバリバリの社会主義者。子供の頃から自分は父のようにはならないと思ってきた息子。父と息子の間にはずっと溝があったが“不治の病”という事実がその溝を少しずつうめてゆく。
病室には昔の愛人達やゲイの友達が付き添い、レミも交えて始終下ネタ話で盛り上がる。奥さんがかつての夫の愛人と仲良くしてたり、これってお国柄の違いなのかな、日本じゃ絶対こうはいかないだろう。それぞれがすごく明るい。悲しさを知った上での明るさ、というのか。
やり手ビジネスマンの息子が父のために頑張るのだけど、それはお金がないとできない事ばかりなので、この映画、私のまわりでは結構評判が悪い。あと死の選び方とか、いろいろ問題もあると思う。でも私は観てる間すごく羨ましかった、こういう人生の締めくくりをできる彼が。人生いいことも悪いこともいろいろあって、でも最後には家族や親友たちと一緒に過ごすことができるって素晴らしい。そういう意味でちょっと泣けた。
うーん何か違うな・・・うまく言えない。感想を言葉にするのってむつかしいな。