ぬけぬけと読了。
- 作者: 角田光代
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2003/09/02
- メディア: 文庫
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角田さんのエッセイが好き。
なんでだろう、小説が肌に合わない作家のエッセイは大抵おもしろいと思えないのにな。この人ののびのびとした屈託のなさ、気負いのなさ。日常のささやかなことをさらっと筆にのせて、笑わせてくれたりしみじみとさせてくれたり。とっても、いい。
剣菱の話に笑った。「これ、ケンビシにして下さい。」・・・こういうことならいっぱいある!
- 作者: 内田春菊,広瀬ひかり
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/08/30
- メディア: 単行本
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人間の負の部分を書くのがうまいのかなこの人。男も女も、とにかく嫌悪するタイプの人ばかりが登場するこの話。あれこれ言い訳しながらもぬけぬけと自分の欲を貫く男。
そして女までも。その妻や愛人達もとにかくいやらしいというか、恐ろしい。これは性なのか。読んでいて気分悪くなってくるんだけどちょっとドキッともする、この女達のいやらしい部分は私の中にも存在する、確実に。やばい。冷や汗。
ある意味、バイブル的な小説かも。