みんな誰かの愛しい人


大好きな「ムッシュ・カステラの恋」のアニエス・ジャウイ監督作品。この人、本作では女優としても登場している(ムッシュカステラおじさんも出てます)。
観ていて「秘密と嘘」をなんとなく思い出す(こちらも大好きです)。出てくる人達が一癖あるというか、みんなそれぞれ少しずつ嫌な部分を持ってる。完璧な人なんていない。えらそうだったり、ひがみっぽかったり、計算高かったり。そんな勝手な人達が織り成すドラマは、でも知らないうちに感情移入しちゃってる。少しずつの嫌な要素=自然、なのかなあ。いい人と悪い人がはっきり分かれてるドラマより断然リアルだし、物語が終わる頃にはみんなのことを好きになってる。こういうのって好きだなあ。
主人公のちょっと太った女の子・ロリータが可愛かった。いじけてばかりで逆にいじらしくて。


みんな誰かの愛しい人 [DVD]

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