最近読んだ本。


アルゼンチンババア

アルゼンチンババア


私の好きな人にはなぜかよしもとばななさん好きの人が多い。私自身は好きか嫌いかどちらかとても微妙なとこで、好きでもあるし苦手でもあるのだけれど。
私にもアルゼンチンビルに住んでるアルゼンチンババアみたいな人がいたらいいのに。本当にいたら、そしたらすっごく救われる。
見開きの左右にそれぞれ日本文と英文で表記されていて、奈良美智さんの絵がとてもいい。



最後の物たちの国で (白水Uブックス―海外小説の誘惑)

最後の物たちの国で (白水Uブックス―海外小説の誘惑)


あの独特の世界に入り込みたくなって再読。気の遠くなるくらい長い手紙。届くことのない手紙。
この世界は春樹氏の世界の終りに通じるんだろうか。



酔って言いたい夜もある

酔って言いたい夜もある


角田さんと同年代の働く女性(作家、漫画家、写真家)との対談集(お食事会?)。魚喃キリコは“なななん”と読むのか、知らなかった。一番興味深かったのは長島有里枝との話。友達になれるのなら石田千さんがいいな、この人の書くものは好きだけど、良い意味でイメージががらっと変わった人。あと栗田有起さんが「久保田利伸の顔が好き」って言ってて驚いた。私も好き。
角田さんは・・私は仲良くなれないような気がした、なんとなく。結婚観に対する意地みたいな事を何度も話していて、ちょっと読んでて疲れる人かなぁって思う。なんでそんなにこだわるのかなー。凝り固まっているのは世間ではなく自分が、なのになぁと思ってしまう。自分と同年代のバリバリ頑張ってる女たちのお話は、面白くて頷けるところもいっぱい、げんなりするところもいっぱい。
「酔って言いたい夜もある」。でも酔っているのは角田さんばかりだったような。
今一番読みたい本は栗田さんのオテルモル。読む前からもう絶対好き。