読んだ。


恋するたなだ君

恋するたなだ君


単純に、面白かった。タイトルや装丁から想像していたストーリーとは違って、というより最後まで先を予想することができずに進んでいくという感じ。奇想天外。うーん面白い。はちゃめちゃなようで奥深い、実に。めためたなストーリー展開の中にいろんな答えがひそんでいる、と私は受け取った。でもそれは読み手がそれぞれ好きに感じとることであり、著者は決して押し付けてこない。良いなぁこういうの。この人の本、他にも読んでみたい。
この著者といい歌人穂村弘氏といい、40過ぎの中年のおじさんがこんなの書いちゃうんだ、と思うと本当に嬉しくなる。


にえにえ言う俊造さんがすっごくいいキャラクターだにえ。あんな人が身近にいたら楽しいだろうにえ。