魚喃キリコ、一気読み。
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- 作者: 魚喃キリコ
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 1997/04
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- 作者: 魚喃キリコ
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 1998/08/01
- メディア: 単行本
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![痛々しいラヴ (Mag comics) 痛々しいラヴ (Mag comics)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/21CTHQDX8WL._SL160_.jpg)
- 作者: 魚喃キリコ
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
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前に「Strawberry shortcakes (フィールコミックスGOLD)」を読んでとても良かったと友達に話していたら、他のも読んでみ?と4冊もくれた。「Blue」と「南瓜とマヨネーズ」が良かった。特にBlueの世界。
私は高校も大学も共学で、社会人になっても女だらけの職場で働いたことがなくて「女の園」状態を味わった経験は皆無なのだけど(だからそういうのを怖れる気持ちが今でも多々あるんだけど)、そんな私でもBlueに出てくる女の子達の気持ちはすごくわかる。いや、今では共感じゃなくて懐かしい痛みみたいなものになってしまったけれど、当時はこういう不可解なせつなさというのか、鈍い痛みというのか、説明できない感情でぐるぐるになった記憶。多感で自意識過剰なある一時期にしか感じることができないもの。親友が他の誰かと仲良くなることに嫉妬したり、そんなことで他人と自分を比較している自分自身をどうしようもなくみっともなく思い、でもどうにもできなかったり。憧れている友達に近づきたくて、その子の気持ちに近づきたいだけで真似てみたり。
懐かしくてほろ苦い感情。もう自分はこの先二度と持つことのない、感情。