読んだ本。


未亡人の一年〈下〉 (John Irving collection 1989-1998)

未亡人の一年〈下〉 (John Irving collection 1989-1998)


下巻は一気でした。久しぶりに浸ったアーヴィングの世界。やっぱり独特。続いてアーヴィングものを読みたくなる。次は村上春樹訳がいいな。


  • 26. 『いつか、僕らの途中で』柴崎友香、田雜芳一


いつか、僕らの途中で

いつか、僕らの途中で


往復書簡という形式で字数も少ないのでなんとなく借りてみたらすごく良かった。田雜さんという方は存じ上げなかったのですがイラストがとっても素敵で。春、夏、秋、冬と離れて暮す二人が手紙のやりとりをしているだけですが、ほっこりした気分に満たされた。


手紙っていいですね。今は手軽で便利なメールにどうしても頼ることが多いけど、今でもときどき友人に手紙を書いたりする。そういう時間はいつもの時間よりゆっくり流れているようでとても貴重な時間に感じられる。パッと出してさっと返って来る返事はたしかに便利だけれど、よくよく考えてみたらそんなに急がなきゃいけない用事なんてないことの方が多い。
今日あたり手紙届いてるかなーって思うちょっとくすぐったいような気分。郵便受けに落とされた住宅物件チラシやらダイレクトメールやら公共料金のお知らせとともに、見知った手書きの文字の封書を見つけたときのわくわくする気持ち。どんどんどんどん便利になっていく生活の中で、忘れないでいたいこういう気持ち。



それから買った本。


鈴木いづみコレクション〈1〉 長編小説 ハートに火をつけて! だれが消す

鈴木いづみコレクション〈1〉 長編小説 ハートに火をつけて! だれが消す

いづみ語録

いづみ語録


古本できれいなのを見つけて。欲しかったので嬉しい。