マルティナは海


ペドロ・アルモドバル監督の『トーク・トゥ・ハー』で一躍有名になったレオナール・ワトリング主演の官能的なラブストーリー・・・といったところでしょうか。『トーク・トゥ・ハー』ではほとんどセリフのない、昏睡状態に陥ったヒロイン役ながら存在感を醸し出していてかなり興味を持ったので、この人の前作も観てみたいと思ってた。
ストーリーはたいしたことないので書きませんが、とにかく脱ぎまくってますねーって感じですか。この脱ぎっぷりをみてペドロ監督は『トーク・トゥ・ハー』に大抜擢したのでしょうね。レオナールのしなやかで豊満な体を見るための映画?それはとても綺麗です。それだけでも観る価値はあるのかも。顔は今よりあどけなさが残っていて、ちょっと垢抜けない感じだけど。
ただ、如何せんストーリーが想像していたのと違って・・・面白くなかった。愛と欲望、復讐などの絡まったただの恋愛ドラマって感じ。ところどころ早送りしてしまいたい衝動に駆られた。
このビガス・ルナ監督は『ハモンハモン』でペネロペ・クルスを世に送り出した人らしいので、この作品のレオナール・ワトリングもちょうど位置的に同じような感じ?と思いきや、ハモンハモンの方はもっと典型的な官能ラブコメでペネロペもすごい魅力的だったからなぁ。そういう点ではちょっと中途半端な作品かも。まぁ、レオナールが可愛かったので良しとしときます。