真珠の耳飾の少女 


1665年オランダ。画家フェルメールコリン・ファース)の家の使用人となったグリート(スカーレット・ヨハンソン)はある日、目にしたフェルメールの絵に強烈に魅せられ、またフェルメールも彼女の思わぬ色彩感覚に触発を受ける。1枚の名画に封じ込められた至高の愛の物語。
・・・素敵でした、スカーレット・ヨハンソン。この人をはじめた見たのはたしか今年のアカデミー授賞式だったと思うのだけど、その時は特に綺麗だとも思わなかった。その後『ロスト・イン・トランスレーション』で彼女の魅力に気付いたのですが。
わかりやすいラブシーンはないのだけれど、ものも言わず見つめ合うシーンや隣に座って絵具をこねている二人の手、フェルメールにピアスの穴をあけてもらうグレートの表情など、逆にすごく官能的でぞくぞくする。私は絵画関係に疎いのでこれが実話かどうかは知りませんが、多分これは想像して作られた映画じゃないだろうか。作品中なかなか「青いターバンの少女」の絵が画面に出てこず唸ってしまった。最後にはちゃんと出てきますが。うーん、すごく素敵な絵でした。
ただ途中、フェルメールがグレートの芸術的センスを見出すあたりに少し居眠りこいてしまった・・・5分くらい。で、どうして彼女が絵具の調合を手伝ってるのか・・・よく理解していなかった。惜しいことしちゃった。やっぱり映画館行く前の日はちゃんと寝ておかないと。