キッチン・ストーリー

aoi_aoi2005-03-15



心にじーんとしみわたって、ぽかぽかあったかい気持ちになれる映画だった。DVD出てるけど我慢して劇場公開を待って本当に良かった。


1950年代、ノルウェーに住む一人暮らしの老人と、“独身男性の台所での行動”を調査するために「家庭研究所」からやってきたスウェーデンの中年男性。奇妙な出会いをした二人の心の交流を暖かくすがすがしく描いていて、とっても素敵な映画です。


はじめは不信感を抱いていたふたりが徐々に打ち解けていくのがとても自然でいい。最初から最後までニコニコしながら観てたと思う、私。一人で観てるのに笑顔が溢れてくる感じ。こういう映画って、ありそうでなかなかないかも。
淡々としていて、はじめのうちはセリフも少ない。なのに画面から目が離せない。いろんな話をしている時のおじいさんの嬉しそうな笑顔。ロビン・ウィリアムズみたいな顔をしたおじさんもとても味があって素敵。こんな年齢になってからふと知り合った男二人が、お互いなくてはならない存在になること。歳を重ねるのも悪くないのかなーって思うととてもいい気分になる。


このストーリーの発想がとても奇妙で面白いと思ってたら、実際にこういう実験がスウェーデンであったそうな。面白いです。ラストの終わり方もニクくて好き。とにかく大好きな映画になった。理屈抜きで五つ星ー☆


余談。私も板チョコを無性にかじりたくなった。で今かじりながら、キーボード打ってます。


 キッチン・ストーリー公式サイト http://www.kitchenstory.jp/