ピエロの赤い鼻
僕のパパは日曜日になるとピエロになる。
町の公民館で、顔見知りの人たちをわらわせているんだ。
そんなパパのことが、僕は好きになれなかった。
でも知らなかったんだ。
パパがどうしてピエロになったのか。
これは僕のパパと、パパの仲間たちと
そして忘れ得ぬ赤い鼻のピエロについての物語。
とっても辛くて哀しくて美しい、
ドイツ占領下のフランスの記憶。
公式HPより
こういう映画にとても弱いです。観たくないんだけど、観たら忘れられない映画になってしまう。主演のジャック・ビユレが1月に亡くなったということも一緒くたになって涙が止まらなくなってしまう。辛くて哀しい出来事の中に芽生える可笑しくて美しい話。大好きな『ライフ・イズ・ビューティフル』やチャップリンの映画のように、笑顔で涙を流せることを教えてくれる道化師。
それにしても53歳の死は若すぎる。もっとおじいさんになった彼の作品を観たかったです。何度も笑いながら観た『奇人たちの晩餐会』も次は涙してしまうかもしれない。でも観よう。『クリクリのいた夏』は今まであまり観る気になれなかったけど観てみようと思った。
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2005/03/25
- メディア: DVD
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