子猫をお願い


5人の少女。高校時代の親友。二十歳になり生活も仕事も様々で、各々が共有しあえない煩い事を抱え模索しながら、それでもなんとか繋がっている彼女たち。
このうち特定の誰かに共感する、というのではなく、それぞれに少しづつ共感というか親しみを覚える。遠い昔の懐かしい、ちょっと痛い感じ。それは生い立ちや境遇にではなくて、この限られた多感な時期を過ごすこと、そのものに対する共感みたいなものかもしれない。素直で、残酷で。とてもいい映画で、でも何度も観るには私には少し辛い映画かも。
ラストの飛行場のシーンがとても良い。
ツールとして携帯電話が上手く多用されている。絆で繋がっているのかどうかわからない彼女達。そして携帯電話。

子猫をお願い [DVD]

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