何者でもない自分。


私は一体どうしたいのだろう。この先どの方角を向いてどのように歩いて行きたいのだろう。一番大切なものは何だろう。そのために止むを得ずおいていかなければならないものはあるのか。今道を決めて突き進む必要はないのかもしれないし、あるのかもしれない。とどのつまり何もわからないのだ。今の自分にあるものは正体のわからない焦燥感ばかりで時に楽天的になったり、時に現実から逃避したりしながら、私は今ある場所から行きつ戻りつしてその実一歩だってちゃんと自分の足で踏み出していないのだ。


今朝は寝坊してしまった。目が覚めた時にはすでに始業時間。慌てて社の人に連絡を入れて身支度もそこそこに飛び出す。約30分の遅刻。今までの派遣から直接雇用に切替える事が決った次の日に遅刻するなんて、一体何をやっているのだ。今日も事務所は私一人の予定だったので客が来ていないか、電話が入っていないかと心配しながら出社するととりあえず何もなかったようで安心するも、着いた途端に来客や電話が殺到。あぶないところだった。
昨夜は電気を消して布団に入ってもなかなか寝付けなかった。いろいろな事、考えているのかいないのか、頭の中がぐるぐるするばかりで時間はどんどん過ぎていった。実際には何も考えちゃいないのかもね。私は甘えているのだ、他人にも、自分にも。ここ何日か、夜がくるのがなんか、怖い。昼間は仕事に集中していればいいけれど夜。帰宅して食事して入浴してやるべき事を終えてしまった夜の時間をどう過ごしていいかわからず。本なんてとても読めないし、音楽かけてひたすら今から逃避してばかりいるこの頃。