久しぶり。


図書館の予約本が2冊回ってきた。リリー・フランキーの人気本と初カズオ・イシグロ本。リリーさんの方は予約したことすら忘れてた・・・だって半年前のことだもの。話題になってるけど一読しかしないとわかってるので一応予約要れておいたのだった。今さら・・って気もするけどせっかくだから読もう。因みに現在の予約数ですら1000近くある。すごいですねー。


最近読んだ本。

ウィンディ・ストリート (ハヤカワ・ノヴェルズ)

「あんたが朝めしに何を食ったか知らんが、ミズ・W、おれも同じのを食うことにしたいもんだ。ふつうならとっくに死んでるぜ」のコンラッドの言葉に同感。ヴィク大好き。かっこいい。

夜の公園

最初の数頁読んでこれは嫌いだと思ったら最後までそのままだった。なんなんだこれは。江國さんぽいって感想をよく耳にしていたけど本当になんか・・・違う。たとえば不倫の話でも江國さんの手にかかると、不倫と呼ばれる行為に対する常識や自分の中にあるイメージ、その他諸々が覆されるというか、すべてとっぱらってただそこにぽつんとあるひとつの真実、みたいに見えてくる。川上さんのこの本からはそういううわべの文体だとかを真似ているだけのようにしか感じられない。行間から滲み出るものが何もなく(主人公とその友達の間柄とか)空々しい文章。一体どうしちゃったんだろう。読んでいてしんどくて気分が悪くなった。

女たちは二度遊ぶ

ひとつの章が短くてぎゅっと詰まった感じ。それぞれに面白い。軽いんだけど巧いなーと唸ってしまうような表現がたくさん。「CMの女」が一番好き。


それから読んだ漫画。

すーちゃん

すーちゃん

面白い、というか好き。すーちゃんとまいちゃん、私はどっちかっていうとまいちゃんの話でうんうん頷く。