マルコ・ポーロの山隠れ。
- 56. マルコの夢/栗田有起
栗田さんの話好きだなぁ。不思議ちゃんぽいのにあざとくない。「あなたの家はどこですか。名古屋ですか、パリですか、東京ですか。いいえそれらのどこでもない、あるいはそれらすべてでもある。あなたの家はキノコです」て。
読み終わったあとで晩ごはんにキノコソテーをつくったら、シイタケやらマイタケやらエリンギが実は生きていて「食うな、食うんじゃねぇ」って言ってるような気がした。気持ち悪くなった。
読んだ漫画。
- 作者: 高野文子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1993/06
- メディア: 単行本
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面白かった。るきさんてサザエさんみたい。
出版されたのがもう10年以上前だそうで、ちょっと時代を感じる。今はるきさんみたいな生き方が普通に好まれてる、というとおかしいけどそんな気がする。無理しない、好きなときに好きなことをして人目を気にしない。自分の気持ちに素直で楽ちんな生き方にみんな憧れているような。逆にマイペース気取って無理したりしないところがいい(やたらスローライフスローフードを唱えたり、シンプルベーシックなのにやたらと高価なものなどを揃えたりしないとこ)。
終わり方が謎。いきなりいっちゃうなんてなかなかニクイです。かっこよい。