16歳の合衆国

世界の見方は2つある
背後に潜む“悲しみ”を見るか―
すべてに目を閉ざすか


誰の心にも“善”が潜んでいる
人は“悪”に対して怯えている
本当は“善”を恐れているのかも


今まで自分の心の中のどこかにあった、もやもやした思い。まさにそれに直結するテーマ。グサグサとくる。あーすごい。すごいすごい。感嘆詞しか出てこない。
ラストがちょっと腑に落ちないとか(結果はあれで良いんだけれど何であんなにうまく話が進むのかとか)、脚本に惚れ込んで製作に携ったというケヴィン・スペイシーは出演しないでお金だけ出しとけばよかったのに(て思うくらい、特に必要なかった)とかあるけど、すべてを覆してしまうくらいの演技をしているのが主役リーランドを演じたライアン・ゴズリング。この役は彼でなければだめだ。と言い切ってしまう。初めてみたけどとてもいい役者だと思う。他の作品も観てみたい、と思い検索してみると「きみに読む物語」か・・・恋愛ものじゃないのがいい。公開はまだだけどベニチオ・デル・トロチェ・ゲバラを演じる作品に出演するそう。こっちが楽しみ。
彼が薦めてくれてよかった。彼もいたく気に入って、観終わったそうそうDVDを購入していた。私も何度も観たいので、奪い取り計画中。
・・と、昨日観たのだけどまた観たくなってきた・・・。


16歳の合衆国 [DVD]

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