ぼくを葬る
- 出版社/メーカー: 日活
- 発売日: 2006/10/06
- メディア: DVD
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余命を告知されこの世を去るまでの男を淡々と映す。感傷や感動を強いるシーンは全くなく、だからこそなのかなおさら観ていてかなしみがこみ上げてくる。フランソワ・オゾンの死の描き方は非常にはっきりしていて、でも私はまだ死に対する思いなど達観していず、ただ畏れるだけで(死を目前にするまではいくつになってもそれは理解できないだろう)だから観ているのがとても辛い。そしてあまりにも美しい。
メルヴィル・プポー、それにお祖母さん役のジャンヌ・モローがとても良かった。オゾン監督作品の中でも特にいい作品だと思った。