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少し変わった子あります

少し変わった子あります


面白かった、この作家は初めて。でもオチが、なんだかなぁ。なんとなく予想通りだったのがマイナスかも。
ものを食べる人の描写がとにかくたくさん出てくるけど、エロくてとてもよい。
あと主人公が子供の頃に躾のために親に説教された部分とか。

動物は皆、ものを食べる、それは自分が生きるために必要な行為であるが、一方では、他の生命の殺生でもある、それを忘れてはいけない、本心から感謝をしていれば、おのずと正しい食べ方になるであろう、そういった道理がわかることが、人間である、それがわからなければ、すなわち動物の食べ方になる、動物の食べ方がいかに見苦しいものであるか、そこに存在する野蛮を、人間は隠さなければならない、そうすることで、人間たりえるのだ