みなみ会館で2本。


街のあかり http://www.machino-akari.com/



敗者三部作の最終章、にしてチャップリンの「街の灯」へのオマージュ作品、だって。浮き雲→過去のない男→本作ときて、私の好みもこの順かなぁ。本作も良かったけど古い方がより好きだな。全編通して皆無表情なのはカウリスマキ作品のお決まりだけど、主人公コイスティネンの笑顔が一瞬目に入る。刑務所の中で他の囚人たちと笑いながら話してる彼がすごく印象に残る。ここらへんはやっぱカウリスマキうまいなーと唸る。ポーカーやってる男達のうしろで掃除機をかけているミルヤ(小柳ルミ子をちょっと太らせた感じの人)とか、ギターに煙草さして歌うミュージシャンとか、クスクス面白い。で最後はどうなったの?なんだか気になるラスト。そして近いうちにチャップリンの街の灯を絶対観る!チャップリン作品では一番好きな映画。


ショートバス http://shortbus.jp/



ヘドウィグ・アンド・アングリーインチが結構好きだったので楽しみにしてたんだけどなぁ、ジョン・キャメロン・ミッチェル。はっきり言って駄目でした。ダメダメ。画もキュートですんごい楽しみにしてたのに残念〜。どこがダメなのかはうまく言えないけど、観る前に読んでた恵文社一乗寺店の店長日記に書いてあった、まさにあれ。げんなりするポイントがいくつかあって。興醒め。性描写が過激っていうふれこみも、あんなにずっとモザイクor絡みシーン(ゲイのそれを含む)が続くとなんかわけわかんなくなってきて笑えてきた。うーん・・・ヘドウィグもういっかい観てみようかなぁ・・。