図書館で借りた本

どちらも村上春樹訳のもの。やっと読める。カポーティ、久しぶりだなぁ。
アンソロジーの方はポール・セローやレイモンド・カーヴァーなどが入っている。
どっちから読もうかな。



星の王子さま―オリジナル版

星の王子さま』 サン・テグジュペリ


子供の時に家にあったものを読んだ記憶があるがうろ覚え。というより、出てくる挿絵のバオバブの絵がブロッコリーみたいだったなぁ・・・てことくらいしか覚えてない(作中ではその絵をキャベツみたいだと言っているが)。図書館で見かけたので読んでみた。
こんな話だったっけ・・・と読み進めていくうちに段々思い出してくる。真実を見据える“心の目”。それを持つ子ども、それを持っていたことを忘れてゆくおとなたち。本当に大切なものは目には見えない。子供向けに書かれた本だけど、むしろ大人が読むべき本だなぁ。当たり前のことを思い出させてくれる。「その他大勢」だった存在が「唯一無二の存在」になるとき。サン・テグジュペリはさみしい人だったのかもしれない。
これを機に原書を買ってみようかな。最近は仏語に全く触れていないけどこれなら子供向けなのでなんとか読めるかもしれない・・・。本屋で探してみよう。