角田光代 『あしたはうんと遠くへいこう』

直木賞受賞されてからの角田さんの本は一切読んでいなかったので、図書館で見かけて久しぶりに読んでみる。といってもあんまり好きな作家さんではない、現時点では。『エコノミカル・パレス』と『東京・ゲストハウス』を読んだ時に嫌悪感を感じた。いわゆるバックパッカーが登場人物として出てきて、それがあまりにもステレオタイプだったので。
この本にはバックパッカーは出て来ないけれど、やはりどこかに嫌悪感を感じる。それは私が見たくないもの（言うなれば自分の中にもある自分でとっても嫌いな部分）を見せつけられるからなのかな・・と少し思った。あと女の子の喋り方がすごく不愉快。
もうこの人の本はいいかなぁ・・
でも某かの受賞をするということは、その前と後ではこんなにも世間の目が変わるんだなあと、びっくりする。本屋さんの平積みでもこの人の本ばっかり並んでるもんなぁ・・。

あしたはうんと遠くへいこう