読んだ小説。


ホテル・アイリス (幻冬舎文庫)

ホテル・アイリス (幻冬舎文庫)


裏表紙にあるとおり、まさに究極のエロティシズム。舌をなくして喋れない青年との沈黙の会話のくだりとか、もう凄い。凄いで片付けるしかないほど。
小川洋子の作品を読むといつも思うこと。この人はどんな生活をしているのか。どんなことを考えて過ごしているのか、垣間見てみたい気も少し、する。



卵の緒

卵の緒


だいぶ前に買ったまま本棚に積まれていたのを思い出して、読む。
やっぱり、あたたかい。「卵の緒」と「7's blood」、どっちもとても暖かすぎてじんとなる。暖かくてせつなくて、でも強い。いろんな家族の形。