果歩と静枝。

ホリー・ガーデン (新潮文庫)

ホリー・ガーデン (新潮文庫)

左側を通ってください。左側を通らない人にはチョウクでしるしをつけます。


久しぶりに読んだ、昨日今日とお風呂の中で。昔は三月に一度くらいは読み返していた。わたしにとって一種の精神安定剤的な本(だった)。普段の生活の中で果歩や中野くんが自然に出てくるくらい。でも最近はずうっと読んでいなかったな。果歩を見ていると、説明できない嫌悪感とともに昔から知っている友人を陰からみているような気になる。こんな友人は今までいたことないのに、どうしてだろう。全く理解なんて出来ないタイプなのにかなしいほどわかってしまうというような。