黒蝿 パトリシア・コーンウェル著

黒蠅 (下) (講談社文庫)

黒蠅 (上) (講談社文庫)

予想通りと言うかなんと言うか。いっぱいツッコミ入れたくなる作品でありました。やっぱり主人公語り→三人称へと変わったのは失敗だったんじゃないかなぁ。
テンポはよくなるけど、その分主人公に対する思い入れがなくなってしまう。こういうシリーズは主人公に感情移入できるからこそ面白いのではないの?
上下合わせて700ページ近くも読ませといて、ラストもなんだかなーって感じで。こんなに面白くなかったっけ?
ていうかこのシリーズ、もう終わっていいんじゃないかな。無理矢理引っ張りすぎ。登場人物みんな疲労しまくってるし。次に続くのを予想させるラストだったけど、私はもう読まないなって思った。